スキルアップ講座

VOL.5集中力が続かない自分を「許す」ことで生産性を上げる

VOL.5

集中力がある人。

…と聞いて、どのような姿をイメージするでしょうか?

たとえば、こんな人々かもしれません。

・何時間もぶっ続けでPCに向かって作業し続けている、出世頭のビジネスマン。

・図書館で、何時間もぶっ通しで一心不乱に勉強する、東大志望の受験学生。

・例えば、同じ動きを延々と繰り返し続ける、オリンピックを目指すアスリート。

私を含む、「集中力が弱い人」は
彼らのようにぶっ通しで作業し続けることが
できないため、彼らに比べて
「自分は根性がないんだ…」と、往々にして思ってしまいます。

ですが、長時間の集中を持続させている(ように見える)のは、思い込みです。

実際問題、長時間の作業を継続できるような人ほど
こまめに短時間の集中を繰り返し、その間に休憩を挟んでいる…

ということが明らかにされているのです。

ボクシングで「1ラウンド」「2ラウンド」と区切るのと一緒で
短時間を繰り返すから疲れない、ということです。

#「休憩」への罪悪感

一旦休憩したら、ずるずると休んでしまいそう…

という風に、自分に厳しい(批判的な)考え方をする人ほど
休憩に対して、罪の意識を持ってしまうことがあります。

ですが、「やりかけのタスク」を放り出し、
手を休めたとしても、脳は、その作業の続きを
頭の中で自動的に考えていてくれる、ということがわかっています。

むしろ、一度休憩を挟むことによって
そのような「無意識化の気づき」を得ることもできるのです。

ですので、「きりのいいところで仕事を終わらせよう」
という意識で仕事をしている人は
ぜひ今日から「集中力の原理に沿った集中法」に切り替えて下さい。

「時間」の単位で集中する時間と休憩する時間を
コントロールするということです。

なお、おすすめの休憩方法ですが
わたしは、窓を開けて、5分間空をぼうっと眺めることにしています。

#効率の良い、生産性を高める休憩術

ここでの休憩ですが、時間を決めて休憩する、ということがコツとなります。

ボモドーロテクニック、という手法があります。

これは、25分集中作業し、5分の休憩を入れる。

これを繰り返す、という集中継続のテクニックです。

私自身もこの講義を執筆しながら
このボモドーロテクニックを使っています。

そのために便利なアプリがいくつかあって
iOSであれば

Beforcused
Forest

というアプリがおすすめです。

私自身は、森の環境音が好きなので
Forestを使っています。

愛嬌のあるデザインで、使っていて楽しくなりますね。

ぜひ一度使ってみて下さい。

#自分のコントロールは、感情ではなく理性で行う

今回は、休憩についてのお話でした。

一見すると遠回りなテーマに見えて、じつはこの話こそが「生産性」を高める肝なのです。

結果を出せない人の多くが
「感情」で自分をコントロールしようとします。

例えば…

「ここで結果を出せないと自分には価値がない…」
「作業できない自分はクズだ…」

といった、否定的なエネルギーを
できていない自分に向けてしまうのです。

(私も、今でも行いがちです)

このように
「~~できない自分には価値がない」
という概念のことを、心理学では「無価値感」といいます。

この無価値感は、人それぞれの個性によってに違います。
(多くは、親との関係性に起因すると言われています)

この無価値感を一言で表現するなら
いわば「心に空いた穴」です。

多くの人々が、自分の心に空いた穴を埋めようとして行動します。

「愛されない自分には価値がない」と思って
過剰な恋愛活動に走ったり、過度な依存感情が生まれたり…

「優秀でない自分には価値がない」と思って
必要以上に自分を追い詰めたり…

「人より美しくないと価値がない」と思って
自分を美しいと承認してくれる人に依存したり、過度な美容整形に走ったり…

このループにハマってしまうと

「人から見たらすごい結果を出してるのに
本人は全然満たされていない人」

という「哀れな『成功者』」になってしまいます。

余談ですが
世の中で大成功とされる人や、偉人の多くが
家庭に不和があったり、特殊な環境で育った人が多い
と言われます。

そういった大きな心の穴こそが
「個の幸福追求には必要以上」の規模の成功を収める
理由の一つだとされています。

ただし、このような無価値感で行動した先には
たとえ結果を出しても
「満たしても満たしても、満たされない」
という負の連鎖の苦しみが待っています。

#自分に厳しく考えるほど、自分を甘やかしてしまう

さらには、こういった負の感情を
集中できていない自分に向けた時のデメリットは計り知れません。

集中できない時、私達は例えばこのように考えてしまいます。

「作業できない自分には価値がない」
「継続できない自分は弱い人間だ」
「始められない怠惰な自分が嫌いだ」

それらの感情に飲まれると
大きなストレスが生じ
有害物質であるコルチゾールが脳内に分泌されて
パフォーマンスが下がります。

つまり、自己嫌悪、自己否定
それ自体が「ウィルパワー」を大きく消耗するということです。

ウィルパワーを失ったその結果として
より物事を先延ばしにしてしまったりして
余計に自分が嫌いになる、という悪循環が待っているのです。

つまり、自分に厳しい考え方を行う人ほど
自分に甘い行動(生産性の低い行動)を
とってしまう、ということです。

だからこそ、自分を必要以上に攻めるのではなく
「休憩も必要」だということを理解した上で
効果的に自分の心身を利用し、生産性を高めていきましょう。

だからこそ、ここで改めて強調したいのは
このSSで正しい科学的知識を身に着けて
それによって自分を統御(コントロール)できるようになってほしい、ということです。

こんな話一つで
「自分嫌い」の人が「自己肯定」できるようにはなりません。

ただし、「自己嫌悪」は「生産性を下げる」ということ。

大事なのは、自分を、理性に基づく正しい知識によって
統御し、生産性を高めることです。

それができるようになった時には
ストレスなく淡々と作業できる様になっています。

(そして、それこそが習慣化であり
ハイパフォーマンスを発揮する方法なのです)

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#無価値感の乗り越え方

今回の話はここまでです。

これから先はおまけです。

(ただし、人によっては、ここからの話こそが
「何よりも重要」だと感じるでしょう)

「無価値感」が「心に空いた穴」だという話を聞いて
「ドキッ」とした方もいるはずです。

(というか、大半の人は思い当たる節があるでしょう)

そういう方のために、無価値感の
「正しい乗り越え方」をお話します。

無価値感を乗り越える方法は一つ。

その心の穴を「認めて」「受け入れること」。

そして、「人に話して、受け入れてもらうこと」です。

自分の劣等感を人前に晒し
そのカミングアウトを「受け入れて」(深い意味があります)もらえた時
「無価値感」は消えていきます。

(ただし、話す相手は
心理学の知識に長けて
「受容のプロセス」の知識がある人を選ばなければなりません)

この辺のお話も、要望があればいずれ詳しく書きますね。

---コラム-----------------------------

今回はおまけ多めですが
成功を通じて幸せを掴むためには、とても大事なお話です。

今回も、ぜひ復習して下さい。

そして、集中できない自分を許し
このSSのテクニックで、自分のウィルパワーと生産性を高めていきましょう!

それでは、また次回。

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